【株式市場】円高などのため朝方の反発が続かず日経平均一時459円安

株式

◆日経平均の前引けは1万5699円85銭(385円59銭安)、TOPIXは1270.07ポイント(34.26ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億4712万株

チャート12 10日前場の東京株式市場は、取引開始後に日経平均が77円59銭高まで反発する場面でも三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株が続落模様のため疑心暗鬼の雰囲気が漂い、日経平均は9時30分前にアッサリ1万6000円の大台を陥落。円相場が再び1ドル114円台の円高になったため株価指数の先物主導で急落し、10時30分頃には459円40銭安(1万5626円04銭)まで下押した。前引けも385円59銭安(1万5699円85銭)となり、2014年10月以来の安値水準になった。昨日の918円安に続き大幅続落。

 日経平均は、日々の終値との比較では黒田日銀が2度目の「異次元緩和」に踏み切った2014年10月31日の水準を割り込んだ。このため好業績株などを個別にピックアップする展開を余儀なくされ、四半期決算が好調だった三井海洋開発<6269>(東1)TOWA<6315>(東1)フライトホールディングス<3753>(東2)などが高く、メディネット<2370>(東マ)は大規模病院との契約など好感し急反発。レカム<3323>(JQS)は株価2ケタの手軽さやAI(人工知能)関連株物色に乗り続伸。

 東証1部の出来高概算は17億4712万株、売買代金は1兆5769億円。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は192銘柄、値下がり銘柄数は1700銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る