久世の第3四半期は、収益性を重視した取組が実を結び、微増収ながら大幅増益とV字回復を達成

■食材卸売事業の大幅増益もあり、第3四半期で通期予想の利益をすべて上回る

 久世<2708>(JQS)の第3四半期は、収益性を重視した取組が実を結び、微増収ながら大幅増益とV字回復を達成した。

 今期16年3月期第3四半期連結業績は、売上高521億23百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益2億55百万円(前年同期△2億円)、経常利益3億89百万円(同△1億20百万円)、純利益3億25百万円(同△1億03百万円)であった。

 主力の食材卸売事業は、新規得意先の開拓による営業基盤の拡大と既存得意先との取引深耕に努めて、収益性を意識した積極的な営業を進めた。また、原材料高に伴う仕入価格の上昇に対し、代替商品の提案や価格改定交渉を行ってきた。更に経営課題である物流改善については、遠隔地配送や納品時間の制約などの課題に対し、全般的な効率化に取組んだ。その結果、売上高487億18百万円(同0.9%増)、営業利益4億42百円(同938.8%増)と大幅増益となった。

 食材製造事業は、自社ブランド商品の販売強化と、原材料費の上昇に見合った販売価格の設定に努めると共に、品質向上とコストダウンに取組んだ。その結果、売上高は34億13百万円(同10.2%減)、営業利益は3億63百万円(同3.2%減)。

 不動産賃貸事業は、売上高1億9百万円(同0.3%減)、営業利益85百万円(同5.9%増)と微減収ながら増益となった。

 食材卸売事業の大幅増益もあり、第3四半期で、通期予想の利益をすべて上回っている。しかし、通期業績予想については、期初予想を据え置いている。

 通期連結業績予想は、売上高637億円(前期比6.4%減)、営業利益1億20百万円(前年同期△3億65百万円)、経常利益2億35百万円(同△1億99百万円)、純利益2億20百万円(同△4億12百万円)と減収ながら大幅増益で黒字転換を見込む。

 前期の赤字から今期は黒字転換がほぼ確実となったことは、当社の経営陣の事業戦略が的確だったという証といえる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    新着記事

    ピックアップ記事

    1. ロータス投資研究所代表、中西文行 氏 テクニカルでは16000円割れに 世界の主要株価指数は、18年…
    2. 2019年相場展望 米中貿易摩擦の動向に左右される展開 2018年の東京株式市場は、欧米の長期金利の…
    3. シニアアナリスト:水田雅展 2019年は前半が調整色でも年末高に向かう可能性  2019年の株式…
    2019年6月
    « 5月    
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930

    アーカイブ

    IRインタビュー 一覧

    Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く イワキの岩城慶太郎副社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る