【株式市場】ヘッジファンドの買い戻し説もあり日経平均は昨年9月以来の1000円高

株式

チャート8 15日後場の東京株式市場は、引き続き為替の円安基調が続いた上、メガバンクや株価指数の先物に海外ヘッジファンドの買い戻し説なども言われ、日経平均は一段と上値を追いながら14時過ぎには上げ幅が1000円を超え、大引けにかけて1202円49銭高(1万6155円10銭)まで上げて4日ぶりの大幅反発となった。終値での1万6000円台回復は2月9日以来。上げ幅1202円は2015年9月9日の1343円高以来となった。主な株価指数はすべて高い。

 トヨタ自動車<7203>(東1)の値上がり率が一時10%を超えるなど主力株が全面高となり、株式市場の回復を期待して日本取引所グループ<8697>(東1)は15%高。前売買日に12月決算を発表したリブセンス<6054>(東1)ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)は後場も急伸したままストップ高。UMNファーマ<4585>(東マ)はワクチン原薬の米国向け供給などが好感されてストップ高となり、石井工作研究所<6314>(JQS)は四半期決算の黒字転換やモバイルクリエイト<3669>(JQS)による株式買い増しなどが材料視されて急伸。

 東証1部の出来高概算は32億8018万株(前引けは15億1653万株)、売買代金は3兆1536億円(同1兆3248億円)。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は97%に相当する1874(同1861)銘柄、値下がり銘柄数は55(同61)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続き全33業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、ゴム製品、証券・商品先物、空運、陸運、その他金融、機械、卸売り、輸送用機器、銀行、化学、不動産、などとなった。

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