協立情報の今2月期配当取りに妙味、一括50円で利回り2.88%、今期利益上振れの可能性大きい、コシヒカリの優待も

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 協立情報通信<3670>(JQ・100株)は、昨年来高値(2699円=7月29日)と同安値(1640円=今年2月10日)の「中間値」(2170円)を下回った1730円台にあるが、業績がよく、今2月期に期末一括の50円配当の権利がついており配当取りで妙味があり注目したい。

 利回りは2.88%と魅力的で、予想EPS151.4円でPERも11.2倍と割安水準である。

 同社はBtoBと、BtoCの事業を展開する。法人顧客を対象に経営活動を促進する情報と通信に関するソリューション及びソフトの販売、構築、教育・運用を提供。また、個人顧客にはドコモショップを運営、モバイルの販売サービスを行っている。茅場町店は東京証券会館の向かいにある。

 マイナンバー施行に伴う企業における情報セキュリティの強化や人事・労務システムなどの改修が活発化している。2016年2月期・第3四半期(3~11月)の営業利益は前年同期比28.2%増の2億7700万円と好調だった。

 通期の営業利益は前期比11.9%増の3億100万円の見通し。しかし、第3四半期での進捗率が目安となる75%を上回る92.0%となっていることから通期予想は上振れる可能性が大きい。次期についても堅調が予想される。

 配当のほかに2月末株主で5単元(500株)以上の株主に対し500株以上1000株未満でコシヒカリ2キロ、1000株以上でコシヒカリ5キログラムの贈呈となっている。米は同社々長の出身地である島根県仁多郡産コシヒカリ。優待を含めた総合利回りはかなり高いものとなる。

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