【今日の言葉】直前4Qに続いて1QのGDPに暗雲

今日の言葉

 『直前4Qに続いて1QのGDPに暗雲』=日本の今年1月の貿易収支が発表され、輸出から輸入を差し引いた額は約6459億円の赤字だった。中国向け輸出が約18%減少、頼みのアメリカ向けも約5%減少という。原油価格下落で輸入にはプラスとなっているはずだが、それ以上に輸出環境が悪化しているという姿である。

株式マーケットにとっては、昨年10~12月(4Q)のGDPがマイナス1.4%(年率)に続いて、今年1~3月(1Q)についても期待できないということである。GDPがマイナスなら、当然、企業業績にも影響が及ぶことが予想され、EPSの減少や減配にもつながりかねない。1QのGDPは5月中旬発表の予定で、折りしも5月は3月期決算の発表時期と重なっており、日経平均にとってはかなりのプレッシャーとなりそうだ。むろん、5月のGDP及び決算発表までは時間的余裕があるため、このまま相場が下げることはないだろうが、これまで以上に内外景気の動向には敏感となる展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る