【注目株】スターティアは全体が大きく反落する中で昨日の安値を割らず底堅い

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■今期は減益見通しだが「AR」(拡張現実)技術など引き続き注目

 スターティア<3393>(東1・売買単位100株)は19日、500円(42円安)前後で推移しながらも昨日の安値478円は割らず、このところの回復基調を継続する展開となっている。2015年3月期の第3四半期決算(4~12月)は2ケタ減益だったが、全体相場が日経平均の380円安などと再び大きく下げた中で、底堅さの目立つ展開となっている。

■江崎グリコとコロプラの共同キャンペーンに採用され脚光

 同社は、注目の「AR」(拡張現実)コンテンツ作成ソフトや電子ブック作成ソフトなどを展開するウェブソリューション事業、最適なネットワーク環境の提供などを行うネットワークソリューション事業、NTT東西の「光コラボレーション」などの通信回線や通信機器を提供するビジネスソリューション事業の3事業をグループで展開する。

 1月下旬には、「AR」(拡張現実)アプリ「COCOAR2」(ココアール2)が江崎グリコ<2206>(東1)の『アーモンドピーク』とコロプラ<3668>(東1)の『黒猫のウィズ』と『白猫プロジェクト』の共同キャンペーンに採用されたことなどが好感され、株価が4日連続ストップ高となるなどで大きく好感された。

 第3四半期の累計業績は(4~12月)売上高が前年同期比19%増加して72.7億円となった一方、経常利益は同じく42%減の2.4億円となるなど2ケタ減益となり、主にウェブソリューション事業で製品の高度化や商品展開の複雑化が急速に進み、諸対応が増加したこと、関係会社の投資有価証券評価損の計上があったことが影響した。

 しかし、一方では、ネットワークソリューション事業、ビジネスソリューション事業は好調に推移し、3事業全体でも、いわゆる「ストック型」の売り上げは順調に増加した。

 2016年3月通期の連結業績予想は、1月下旬の第3四半期決算発表時に下方修正し、売上高は前期比15.2%増の100億円、経常利益は同じく41.9%減の5.1億円、純利益は同57.8%減の2.5億円。1株利益は24円41銭。

 減益ではあるが、それでも株価は500円前後でPER20.5倍のため、特段、割高感が意識される水準ではないといえる。引き続きIT技術と「AR」(拡張現実)、「VR」(仮想現実)の融合による新事業分野への展開が注目され、値幅妙味の大きい材料株として資金が集まる展開が期待できそうだ。例年5月初旬の通期決算発表に向けては、来期の業績回復動向も注目要因になってくる可能性もある。

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