【株式市場】円高基調で朝方は下押すが銀行株など強く全体に持ち直す

株式市場

◆日経平均の前引けは1万5948円31銭(103円74銭安)、TOPIXは1287.25ポイント(3.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億9348万株

チャート14 24日前場の東京株式市場は、円相場が1ドル111円台に入ったことなどが影響して朝方に日経平均が298円28銭安(1万5753円77銭)まで急落する場面があった。その後は円高基調が鈍化したことや三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などのメガバンク各銘柄が10時頃から堅調相場に浮上したことなどが好感され、日経平均も前引けは103円74銭安(1万5948円31銭)と回復した。主な株価指数の中では東証マザーズ指数が高い。

 メガバンク各銘柄の上昇については、マイナス金利が銀行間の短期取引にも浸透し、副作用の程度がひとまずつかめてきたためとの見方があった。消費者金融株も高く、マネーパートナーズグループ<8732>(東1)は「ビットコイン」などの仮想通貨を金融庁が「貨幣の機能」を持つと認定する方針と伝えられ、事業領域の拡大などが期待されストップ高。ラクーン<3031>(東1)が出直りを強め、セレス<3696>(東マ)はビットコイン事業会社に出資することなどが材料視され急伸。小僧寿し<9973>(JQS)は筆頭株主が久しぶりに外食産業グループに交代したことなどが材料視されて急伸。

 東証1部の出来高概算は10億9348万株、売買代金は1兆531億円。1部上場1941銘柄のうち、値上がり銘柄数は1052銘柄、値下がり銘柄数は744銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る