【株式市場】高浜原発が緊急停止と伝わり日経平均は3日ぶりに反落

株式

◆日経平均の終値は1万6026円76銭(161円65銭安)、TOPIXは1297.85ポイント(13.42ポイント安)、出来高概算(東証1部)は24億9281万株

チャート9 29日後場の東京株式市場は、朝からの円安基調が一服気味になった上、後半は2月26日に再稼働した関西電力・高浜原子力発電所4号機が緊急停止と伝えられたため手控えムードが広がり、日経平均は14時過ぎから前日比マイナス圏に沈んだ。朝方は276円34銭高(1万6464円75銭)まで急伸したが、大引けは3日ぶりの反落。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などのメガバンクが13時頃をピークに値を消し始めるなど、株価指数へのウェイトの大きい銘柄が重さを見せたが、自社株買いを発表した日産自動車<7201>(東1)は横ばい圏で値を保つなど材料の出た銘柄が堅調。日本通信<9424>(東1)は同社会長がツイッターで「格安SIM」に言及したことが発端との見方が出て後場もストップ高を継続し、サイジニア<6031>(東マ)は引き続き米社との提携などが言われて3日連続ストップ高。金庫の日本ISK<7986>(JQS)も急伸。

 東証1部の出来高概算は24億9281万株(前引けは10億5074万株)、売買代金は2兆5944億円(同1兆2億円)。1部上場1941銘柄のうち、値上がり銘柄数は545(同1327)銘柄、値下がり銘柄数は1294(同499)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、情報・通信、輸送用機器の2業種のみ(前引けは19業種が値上がり)となり、値下がり率の小さい業種は、非鉄金属、医薬品、精密機器、銀行、電気機器、保険、サービス、その他金融、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る