【株式市場】日経平均は一時216円高となりマザーズ指数は4日続伸

株式

■上場2日目のバリューゴルフに初値つき本日上場の中本パックスにも初値

◆日経平均の終値は1万6960円16銭(213円61銭高)、TOPIXは1369.05ポイント(19.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億4428万株

 3日後場の東京株式市場は、前場軒並み上げた銀行・保険株の動きが分かれ、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)の一段ジリ高に対し、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)は高値もみ合いに転じるなど、やや模様眺めの雰囲気が広がった。日経平均は150円高の1万6900円前後で一進一退となったが、中盤からの円安再燃などを受けて大引けにかけては216円40銭高(1万6962円95銭)まで上げて本日の高値に進んだ。大幅に2日続伸。また、主な株価指数はすべて高くなり、東証マザーズ指数は4日続伸の2カ月ぶり高値に進んだ。

 後場は、材料株に目を転じる様子があり、マネーパートナーズグループ<8732>(東1)が朝方に続き14時過ぎから再び活況高となり、川崎近海汽船<9179>(東2)川崎汽船<9107>(東1)の業績上ブレ観測などが言われて出直り拡大。エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)は太陽光パネルの受託加工契約などが好感されてストップ高。上場2日目のバリューゴルフ<3931>(東マ・売買単位100株)は9時16分に公開価格1280円の2.5倍の3215円で売買が成立し、後場3400円まで上げて大引けは3355円。

 本日上場の中本パックス<7811>(東2・売買単位100株)は取引開始とほぼ同時に1480円(公開価格は1470円)で初値がつき、その後1501円まで上げたが前引けは1436円となり、大引けは1425円だった。

 東証1部の出来高概算は27億4428万株(前引けは14億6174万株)、売買代金は2兆5382億円(同1兆2719億円)。1部上場1942銘柄のうち、値上がり銘柄数は1429(同1187)銘柄、値下がり銘柄数は436(同644)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、銀行、鉱業、鉄鋼、証券・商品先物、保険、石油・石炭、電力・ガス、非鉄金属、輸送用機器、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  4. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  5. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  6. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る