東京「金」8ヵ月ぶり高値など受け住友金属鉱山やフルヤ金属が戻り高値

株式市場 銘柄

■住友鉱はズッシリ重い印象あったが徐々に軽快との見方も

 金鉱株である住友金属鉱山<5713>(東1・売買単位千株)は7日、4日続伸基調となり、後場は1352.0円(26.5円高)で開始。11時過ぎには32.5円高まで上げ、このところの回復相場での高値を3日続けて更新した。東京商品取引所の「金」先物が4日に1グラム4622円まで上げ2015年7月3日以来、約8カ月ぶりの高値に進んだことなどが材料視されている。このところは信用買い残が多くズッシリ重い印象を受けるが、徐々に軽快さが出てきたとの見方もある。

 また、「金」の小売り大手、田中貴金属工業が上位株主のフルヤ金属<7826>(JQS・売買単位100株)も4日続伸基調となり、13時現在は1586(27円高)。こちらは、このところの回復相場での高値を6日続けて更新している。今6月期の業績は減益の見込みだが、株価は1~2月に底入れしたとの見方がある。当面の業績動向が織り込み済みになったとすれば、金相場の動向によっては出直りが本格化する可能性がありそうだ。

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