【季節の一枚】早朝の北浜

 朝8時、北浜を訪れた。日曜日とあって人の姿はほとんどなく、ジョギングの若い人がスピードを落とし銅像に軽く一礼して走り去っていく。銅像は、実業家の「五大友厚」である。堂島米商工所、大阪株式取引所、大阪商工会議所などを創設、大阪経済界立て直しに力を注いだ人物という超有名人である。

 銅像は大阪取引所正面に立っている。筆者が若く駆け出しの頃は、場立ちによる手サインの売買だったから玄関先まで取引場内の熱気が伝わってくるほどだったが、今は、株式の現物売買は東証に移り、先物が中心の取引所となっている。建物は超高層となり正面玄関のドーム状のところだけが昔のままということだ。五大友厚銅像は依然は玄関の隅っこだったように記憶しているが、今はひと回り大きいつくりとなって正面玄関にどっしりと据えられている。現物取引の活発だったころは、大阪証券取引所という名前だったが今は大阪取引所と変わっている。

oosakatori32

 取引所から対面の橋が、「難波橋」で橋の両サイドに獅子が昔のまま堂々とした姿で河と街を見渡している。橋の向こうには、カラオケの二人の大阪で出る中央公会堂の建物が見える。北浜も大きく変わっているようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る