バリューゴルフの1月期はゴルフ事業・メディカル事業が好調で経常利益2.6倍に

■「1人予約ランド」の契約コース数、会員数、予約数ともに急成長

 バリューゴルフ<3931>(東マ)の16年1月期連結業績は、売上高が前期比5.7%増の9億97百万円、営業利益が同2.1倍の1億30百万円、経常利益が2.6倍の1億29百万円、純利益が3.8倍の94百万円と大幅増益となった。

 同社は、プレー予約運営のゴルフ事業、広告メディア制作事業、医療書籍発行のメディカル事業の3分野で事業を全国展開している。

 セグメント別の業績を見ると、ゴルフ事業では、ASPサービスの「1人予約ランド」の契約コース数,会員数、予約数ともに急成長した。また、「月刊バリューゴルフ」の誌面リニューアルの実施で、掲載コース数の情報量が増加し、売上高は6億93百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は2億88百万円(同49.5%増)だった。


 広告メディア制作事業では、取引先企業の営業方針の変更で同社グループへの制作依頼件数が一時的に減少したが、下期は新規の媒体やジャンルの開拓に注力し、売上高は2億15百万円(同15.1%減)、営業利益51百万円(同32.8%減)だった。

 メディカル事業では、地域医療書籍を発行することにより、医療機関の経営改善効果が評価されて、発行件数が増加。設立3期目で通期黒字化を達成した。売上高は88百万円(同2.4倍)、営業利益13百万円(前年同期は5百万円の赤字)だった。

 今期通期の予想は、高収益事業のASPサービス拡大に注力するとしており、売上高が前期比22.8%増の12億25百万円、営業利益が同70.0%増の2億21百万円、経常利益が同70.0%増の2億20百万円、純利益が同40.5%増の1億32百万円と増収大幅増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る