【編集長の視点】ブラスは上場来安値から急反発、15店目の新店舗オープンで割安直近IPO株買いが再燃

編集長の視点

 ブラス<2424>(東マ・名セ)は、140円高の3245円と3営業日ぶりに急反発して始まり、3連休前の18日取引時間中につけた上場来安値3090円からの底上げを鮮明化している。同社株は、今年3月9日に新規株式公開(IPO)されたばかりだが、一昨日20日には同社の15店目となる「MielCitron(ミエルシトロン)」を三重県四日市市にグランドオープンしており、割安直近IPO株買いが再燃する引き金となっている。ウエディング(婚礼)サービスで独自のビジネスモデルを展開し、約1兆4000億円に達する同サービス市場でなお市場シェアを拡大させる余地が大きいとする成長可能性も、再評価されている。

■今期は2店舗を新規出店し来期以降は関西エリアに初出店し静岡県にもドミナント展開

 同社は、「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式を創る」との企業理念の基づき、愛知県、岐阜県、三重県の東海3県と静岡県に完全貸切型のゲストハウスタイプの結婚式場を14店舗運営している。この14店舗は、すべての店舗が「1チャペル・1パーティー会場・1キッチン」のスタイルで、ホームパーティーの空間を演出するとともに、事前の打ち合わせから結婚式当日の対応まで1人のウエディングプランナーが、信頼関係を築きながら一貫して担当し、オープンキッチンスタイルによりシェフやパティシエもパーティーに参加するなど顧客満足度をよりアップさせるとともに施行単価も上昇させている。

 国内の挙式・披露宴・披露パーティー市場は、約1兆4000億円に達するが、この売上高上位5社の占める市場シェアは約15%にしか過ぎず、約0.4%を占める同社が、独自ビジネスモデルを武器にシェアを拡大する余地は大きいとして新規出店を積極化している。3月20日の「ミエルシトロン」店」続き、今年6月には三重県津市に「ミエルココン」店のオープンを予定し、来期以降も関西エリアへの初出店のほか、静岡県でのドミナント展開も計画している。

 足元の今7月期業績も、2店舗の新規出店の寄与や施行組数の増加などから好調に推移、売り上げ71億5900万円(前期比16.3%増)、営業利益7億2100万円(同56.1%増)、経常利益6億7200万円(同54.8%増)、純利益4億400万円(同53.0%増)と予想している。

■18日の6社同時上場のIPOラッシュでダメ押しをしてPER10倍台の修正に再発進

 株価は、公開価格4370円に対して4650円で初値をつけストップ高となる上場来高値5350円まで買い進まれたが、セカンダリーでは定石通りに下値を探り、連休前の18日は、6社が同時上場するIPOラッシュとなったことから上場来安値をつけるダメ押しをした。PERは10倍台と割安であり、一段の底上げは有力で最高値からの調整幅の3分の1戻し、半値戻しとリバウンド幅を拡大させよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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