【銘柄紹介】モバイルクリエイトは無線管理システムで高成長、沖縄で乗車システム開始、中期で800円台も

銘柄紹介

 モバイルクリエイト<3669>(東1・100株)は、通信、無線管理システムのサービス事業を展開、携帯とは異なる無線などを活用したサービス提供が軸。防災関連としても需要が高い。2011年5月期に比べ、2015年5月期は売上が4.5倍に拡大、急成長である。

 2002年創業、2012年上場のフレッシュ銘柄。沖縄本島の乗車システム「OKICA」を2015年4月に開始し注目されている。

 これまで急成長を続けてきたが、今期(16年5月期)は失速気味。導入案件がズレ込んだことによるためだ。ただ、サービス利用(モバイルネットワーク)は、前期に比べてプラス25%と大きく伸びている。

 1月発表の中間決算は、売上22億3200万円(前年同期▲15.6%)、営業利益1億9500万円(▲8.7%)、経常利益1億7700万円(▲61.4%)、純利益9000万円(▲67.9%)。

 昨年10月に海外事業展開のため、全額出資の子会社をアメリカに設立。規模の大きい海外の新規開拓は、売上のキーになる。

 株価は、今期の減収から軟調だ。昨年8月25日に500円を割り込んで以降、400円台での値動きが中心。ただ、今年2月12日に320円の年安をつけたが、戻しに転じている。短期では400円を下回ったら買い、500円前後で手放すのが狙いどころだろう。中期的視野では昨年夏場につけた800円台の回復を期待したい。海外展開の好結果や新規案件が入るなどの材料があれば、十分可能だろう。(株式評論家・生駒山)

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