【話題】サン電子は「出尽し予想」外れ一度利食った投資家も再び飛び乗る

スマートフォン スマホ iPhone

■米FBIの「アイフォーン」ロック解除にイスラエル子会社の技術 

 サン電子<6736>(JQS・売買単位100株)は30日、今年の高値を更新し、一時22%高の1270円(232円高)まで上げたあとも15%高前後で大幅続伸となっている。米国でFBI(米連邦捜査局)がアップル社のスマートフォン「iPhone」(アイフォーン)のロック解除に成功し、解除に使われた技術がサン電子のイスラエル子会社、セレブライト社の技術だったと米メディア経由で伝えられ、注目が高揚した。

 もっとも、これに関連する報道は24日などに「セレブライト社(イスラエル)の技術が有効」(ロイター通信)などと伝えられたことがあり、サン電子の株価は24、25日に連続ストップ高となった。3月14日付では、今3月期末に創立45周年の記念配当を発表した。れらの段階で出動した投資家の中には、「ロック解除に成功と伝わった段階で期待材料は出尽したとみて利食った向きも少なくなかった」(市場関係者)とされるが、材料出尽し感どころか一段高のため、再び飛び乗る動きがあるようだ。

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