三井住友トラストHDが新手数料の導入など好感し急反発

株式市場 銘柄

■マイナス金利克服策として注目されメガバンク各銘柄も高い

 三井住友信託銀行などの三井住友トラスト・ホールディングス<8309>(東1・売買単位千株)は31日、反発の始まりとなり、取引開始後に4%高の334.5円(12.4円高)まで上げて強い展開となっている。日銀のマイナス金利導入を踏まえ、信託銀行各社が4月から投資信託の運用会社などの機関投資家に新たな手数料を課すと31日付の日本経済新聞が伝え、材料視された。

 同社株は、マイナス金利の導入が発表された1月29日に一時8.5%安となり、以後、2月12日に281.5円で下げ止まるまで30%近く下落した。その後は下げ幅の72%を回復する場面を見せて持ち直しており、マイナス金利の副作用を克服する動きとして推移が注目されている。本日は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などのメガバンク各銘柄も全面高となっている。

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