【話題】ファミリーマート「日本橋さくら通り」店は花見の名所?

■日経平均の急落がなければ「春の心はのどけからまし」

 日経平均株価が約1カ月ぶりの安値となる3.6%安の1万6164円16銭(594円51銭安)で終わった4月1日、東京都内の桜はほぼ満開。証券取引所から徒歩6~7分の位置にある「日本橋さくら通り」は、百数十本の桜並木が花のトンネルのような風情となって道ゆく人の顔を見上げさせる光景が見られた。

 この「日本橋さくら通り」の中で、ファミリーマート<8028>(東1)日本橋茅場町店(写真)は、知る人ぞ知る花見の名所のようだ。二階の窓辺全体が20人近く座れるイートインコーナーになっていて、窓ガラスをはさんで席から1~2メートルの距離に桜の枝と花が迫る。1日は、「白いご飯なのに桜餅の香りがするような気がする」と居合わせたご婦人客の会話が聞こえた。どうやらこの季節はご近所で誘い合わせて立ち寄るらしいが、昼どきは席の確保がむずかしいような話ぶりではあった。

 ファミリーマートの株価は朝方5870円(20円高)まで上げて堅調だったが、大引けは5700円(150円安)。日経平均が前引けに470円安となり、午後は一時645円安と下げ幅を拡大し、底堅い銘柄にも心理的な換金売りの意向が強まったとの見方がある。

 新年度のスタートは大波乱。業平さんだったか親政さんだったかの和歌を拝借して替え歌にすれば、「世の中に、たえて『株価』のなかりせば、春の心はのどけからまし」の一日だったようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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