9日(金)のNYダウは3日ぶり大幅反落、テロ脅威拡大を懸念、雇用統計は好調、ECB量的緩和報道

チャート16

1月9日(金)のNYダウは3日ぶりに大きく反落した。終値では前日比170ドル安の1万7737ドルだったが、安値は1万7686ドルまで下げた。フランスで発生したテロ拡大を懸念しているという。1ドル=118円台へドル安・円高となっている。

9日の日経平均は30円高の1万7197円だったことでNN倍率は0.96(前日0.95倍)にアップした。

発表された2014年12月の米雇用統計は好調で新規雇用者数(農業除く)は25.2万人増加、失業率は5.6%と2008年6月以来の水準まで改善された。アメリカ経済の強さが改めて注目されている。

ただ、1時間当り賃金が下がっていることに対する懸念も持たれている。

雇用状況好調で金利引上げは早まるのではないかとの観測と、一方で時間当たり賃金の低下で金利上げは簡単にはできないとの見方が入り混じっているという。

なお、22日のECB委員会で5000億ユーロ規模の量的緩和に進むとの報道もされている。

フランスでのテロ事件は解決したが、マーケットにとっては、依然、テロ脅威が懸念材料として上値を押さえそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る