【株式市場】円の高止まりなどで日経平均は6日続落し1万6000円の大台割る

株式

◆日経平均の終値は1万5732円82銭(390円45銭安)、TOPIXは1268.37ポイント(34.34ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億2338万株

チャート14 5日後場の東京株式市場は、1ドル110円台の円高基調が続き、ホンダ<7267>(東1)京セラ<6971>(東1)などのジリ安傾向が止まらず、日経平均も時間と共に一段安となって14時40分頃に424円72銭まで下押した。大引けも小戻した程度で6日続落となり、終値としては1万6000円の大台を2月24日以来1ヵ月半ぶりに割り込んだ。主な株価指数はすべて安い。

■本日上場のハイアス&カンパニーは買い気配のまま初値持ち越す

 後場は、ソニー<6758>(東1)が一時軟調に転じながらも値値を保って2日続伸となり、ぷらっとホーム<6836>(東2)はLinuxオペレーティングシステムの普及をめざすLinux Foundationの新プロジェクト参加などが言われて大引け間際に急伸。シリコンスタジオ<3907>(東マ)EIZO(エイゾー)<6737>(東1)との提携などが好感されて前場野高値を更新し、日本エマージェンシーアシスタンス<6063>(JQS)は政府の産油国関連事業の補助金に関する事業者に採択されたことなどが言われて午後も高値圏で推移。キユーピー<2809>(東1)は四半期決算で償却方法の変更の影響などが確認できたとの見方から前場急伸したまま高値圏で推移。

 本日新規上場となったハイアス・アンド・カンパニー<6192>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま売買が成立せず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限の2185円の買い気配。公開価格950円の2.3倍となった。

 東証1部の出来高概算は22億2338万株(前引けは10億758万株)、売買代金は2兆2797億円(同1兆433億円)。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は43(同64)銘柄、値下がり銘柄数は1896(同1863)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同様に全33業種が値下がりした。

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