【引け後のリリース】東レの炭素繊維材料がホンダの燃料電池自動車に採用

引け後のリリース

■心臓部になる燃料電池スタックの電極基材と高圧水素貯蔵タンク用に

 東レ<3402>(東1・売買単位100株)は5日、ホンダ<7267>(東1)の燃料電池自動車「CLARITY FUEL CELL」(クラリティ フューエル セル)」(以下「クラリティ」)に東レの炭素繊維材料が採用になったと発表した。5日の株価終値は897.4円(33.4円)だった。

 採用された同社の炭素繊維材料は、燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパー、および高圧水素貯蔵タンク用高強度炭素繊維。「クラリティ」では、燃料電池自動車の心臓部分である燃料電池スタックの電極基材に、同社が30年来開発をしてきたカーボンペーパーが採用された。このカーボンペーパーは、ガス拡散性、耐久性などの要求特性を兼ね備えており、燃料電池スタックの性能向上、省スペース化に貢献している。また、水素タンクには、高圧水素貯蔵タンクに求められる安全性や強度・軽量性を両立する高強度炭素繊維 「トレカ」が採用された。

 東レでは、世界No.1炭素繊維メーカーとして今後もその可能性を探求し続け、燃料電池自動車や電気自動車など次世代自動車に向けた材料開発を積極的に推進することで、地球環境問題や資源・エネルギー問題を解決し、低炭素社会の実現に貢献していくとした。

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