【株式市場】円高が後場一服し日経平均は持ち直して小反落にとどまる

株式

◆日経平均の終値は1万5751円13銭(70円39銭安)、TOPIXは1279.79ポイント(7.90ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なめで18億2657万株

チャート5 11日後場の東京株式市場は、午前中の円高基調が1ドル107円台に入って一服の様子となり、北米市場の割合の大きい富士重工業<7270>(東1)が前場の安値を割らずに持ち直すなど、為替の影響の大きい銘柄の下げが一服。日経平均も前場の296円03銭安(1万5525円49銭)を割らずに持ち直して小反落にとどまった。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小高く続伸となった。

 久光製薬<4530>(東1)が2月決算などを好感して一段ジリ高となり、パイオニア<6773>(東1)は政府の自動運転技術の推進などが好感されて一段ジリ高。テクマトリックス<3762>(東1)は新医療クラウドサービスを好感し一段高となり、日本システム技術<4323>(東2)は医療ビッグデータ活用関連事業の好調などが言われてストップ高。アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は自動運転技術の人気再燃に乗り後場一段高のストップ高。ジェネレーションパス<3195>(東マ)は8日に名古屋単独上場となった丸八ホールディングス<3504>(名2・売買単位100株)と経営トップが兄弟とされて思惑が衰えず急伸高値。

 東証1部の出来高概算は少なめで18億2657万株(前引けは8億8823万株)、売買代金は1兆8604億円(同8813億円)。1部上場1950銘柄のうち、値上がり銘柄数は698(同386)銘柄、値下がり銘柄数は1116(同1472)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がり(前引けは石油・石炭の1業種のみ値上がり)し、値上がり率上位は石油・石炭、海運、ガラス・土石、空運、情報・通信、パルプ・紙、サービス、となった。

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