【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NYダウは一目均衡表先行スパン(雲)下限の1万7038ドルをキープできるか最大の注目

高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ

原油安とユーロ圏経済のデフレ懸念を背景に、NYダウは昨年12月5日高値1万7958ドル、12月26日高値1万8053ドル、本年1月8日高値1万7907ドルと、1万8000ドル前後に上値抵抗ゾーンがある。

一方、昨年10月以降の下値を見ると、終値ベースでは昨年10月16日の1万6117ドル、12月16日の1万7068ドル、本年1月6日の1万7371ドルと着実に切り上げている。

今週から主要企業の10~12月期決算が明らかになるなか、1月22日にECB理事会、同25日にギリシャ総選挙が予定され、株価に影響を及ぼす材料に事欠かない。

NYダウのテクニカル的なサポートとしては、一目均衡チャートの日足基準線が1万7561ドル、同週足基準線が1万7217ドル、同日足先行スパン(雲)下限が1万7038ドルにあり、これらを割り込んできた場合には注意しておきたい。なお、ナスダックの下値サポートとして4532~4547ポイントと見ている。(証券ジャーナリスト)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る