【チャート診断】ホクリョウは新しい相場入りの好チャート、増額濃厚と北海道新幹線で1000円上の2000円相場目指す公算

チャート診断

 ホクリョウ<1384>(東1・100株)は、14日、150円高の1110円と急伸、これまでの上場来高値である15年7月の1047円を抜いて最高値を更新した。

 15年2月上場、初値は501円、直後つけた473円を底値に上昇。15年7月の1047円で一旦、高値をつけ調整していた。調整過程では、ほぼ26週線に沿った好チャートだった。『うそのないたまご作り』がコンセプトの鶏卵大手で北海道新幹線開通効果で需要拡大が手掛かりとなっている。

 16年8月期・第2四半期において営業利益は前年同期比2.0倍の9億9200万円と好調。通期営業利益は前期比31.3%増の13億6000万円見通しだが、第2四半期の進捗率が71.8%と目安の50%を大きく突破し、しかも新幹線効果の見込めることから予想は上回る可能性が大きい。現時点の予想EPSは119.4円、配当は期末一括の14円(前期12円)の見通し。

 日足チャートでは、25日線乖離拡大で調整安が予想されるが、窓開けしたことで、「新しい相場入りチャート」となって押し目は絶好の狙い場とみられることから大きい下値はなさそうだ。増額含み、低PER、新幹線開通人気などから中期2000円相場が見込めそうだ。

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