クリナップ:世界に紹介!家族が向き合う未来型キッチン

■世界最大見本市「ミラノサローネ2016」に出展

 『システムキッチンのトップメーカー』クリナップ<7955>(東1)は、イタリア・ミラノで行われる世界最大級の国際家具見本市「ミラノサローネ2016」(2016年4月12日・火~17日・日)で、同時に開催されるミラノ・デザインウィーク(プレラ地区)に未来型キッチンを出展する。

 今回発表のコンセプトモデル『DAIDOCORO』のテーマは「重ねる」とし、キッチン、リビング、ダイニングのLDK空間を一つに重ねた、新しい食住空間を提案している。

 日常生活での4シーン~「つくる」「食べる」「くつろぐ」「ふるまう」に合わせて、ワークトップの素材や高さを設定しデザインした。

 DAIDOCOROに集う人々の想いに合わせて、自由に使える設計になっているところに、同社の企業理念「家族の笑顔を創ります」が具体的に実現され、「家族が向き合う未来型キッチン」となっている。

 同社が2014年に初めてミラノサローネに出展したのは、わが国で初めて「システムキッチンの概念」を提唱したキッチン専業メーカーらしい、新たな挑戦であった。

 その際提案した日本らしい言葉、「ふるまい」と「つどい」の概念を形にしたDAIDOCOROという2つのキッチンは、来場者の賛辞を浴びた。

 今回は、一段と進化させたDAIDOCOROに合わせて、「流レールシンク」搭載のシステムキッチン「S.S.」の展示コーナーを設け、同社独自の機能や技術を紹介している。

■コンセプトモデル

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 床面からテーブルトップまで積層フォルムで形成した。テーブルは4つの生活シーンごとに異なる高さ。積層部分は、事前の設計次第で収納に活用できるほか、可動式のタブレットスタンド、ミニテーブル、ワインクーラー、調味料ラックなどを設置できる。

■開発の視点

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 現代の住居は、複数の部屋から、1つの大きなLDK空間へと変化している。一方、家具や建具は壁付けが一般的で、家族が背を向けるパターンが多いことに注目し、キッチン、リビング、ダイニングを部屋の中心に集めて高さをそろえ、自然と家族の視線が重なる新しいDAIDOCOROを演出した。

 「つくる」「食べる」「くつろぐ」「ふるまう」の4つの生活シーンを1つにした食住空間、それが家族が向き合うDAIDOCOROだ。

■クリナップの素材加工

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 くつろぎながら食事ができる「リビングカウンター」。光の当て方により、平面に奥行きや立体感を感じさせる。「麻の葉」をひとつずつ手作業で配置している。

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 京友禅の着物の柄付技法「たたき染」をモチーフに、何度も塗り重ねるて深みを出す「重ね塗り」を表現している。同社独自のカラー加工技術

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 「囲炉裏IH」は、囲炉裏の火のように、中央に行くほど火力が高くなる。鍋を置く位置で火力を調整できるため、調理する人の操作を低減する。

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 ステンレス表面を電解研磨して施した柄の上からカラー加工を施した。淡い柄が奥から浮かび上がるような奥行きと輝きを実現したステンレス加工技術。

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