【銘柄フラッシュ】パスポートが急伸し上場のグローバルウェイは買い気配

銘柄

 19日は、NYダウの約9ヵ月ぶり1万8000ドル台乗せを受けて米国の投資家の対外投資余力拡大やリスクオン姿勢の強まりなどに期待が広がり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などのメガバンク3銘柄が6.7%高から5.8%高と急伸し、株価指数の先物主導で主力銘柄に機械的な買いが入る場面もあったようだ。

 このところ「アイフォーン」減産報道が逆風になっていたスマートフォン関連株も、TDK<6762>(東1)が8.2%高、村田製作所<6981>(東1)が5.6%高など軒並み反発した。

 本日上場のグローバルウェイ<3936>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは本日の気配値上限の6810円(公開価格2960円の2.3倍)の買い気配。

 主な株価指数はすべて高い中で、東証マザーズ指数は年初来の高値を更新し、2007年1月以来9年3カ月ぶりに1200ポイント台を回復。

 そーせいグループ<4565>(東マ)がヒトモノクローナル抗体の先進的バイオ医薬品会社カイマブリミテッドとの提携などを材料にストップ高の18.0%高となり、メディネット<2370>(東マ)は直近これという新材料がなく朝方は静かだったが次第にバイオ株人気が波及とされてストップ高の27.3%高。メドレックス<4586>(東マ)は経産省のプロジェクトに採択された生分解樹脂に関する成果の学会発表などが好感されてストップ高の17.7%高。アクセルマーク<3624>(東マ)は新ゲームの出足好調とされてストップ高の25.0%高。データセクション<3905>(東マ)は大手銀行などとのビッグデータ活用などが好感されて13.4%高。

 麻生フオームクリート<1730>(JQS)は熊本県を中心に発生した同時多発地震の復興関連株の中でも麻生財務大臣につながる銘柄といった思惑が言われて買い気配のまま3日連続ストップ高の18.3%高。パスポート<7577>(JQS)はパーソナルトレーニングジム「ライザップ」運営会社グループとの提携などが好感されてストップ高の29.5%高。リプロセル<4978>(JQG)は中国企業との提携などが好感されてストップ高の19.8%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る