【業績でみる株価】エスアールジータカミヤは下方修正響かず急反発、九州復興関連、チャート1年ぶりの好転

業績でみる株価

 エスアールジータカミヤ<2445>(東・100株)は、21日引け後に2016年3月期を下方修正したが、株価は22日、44円高の482円と大きく値を上げた。建設現場の仮設資材を手掛けていることから九州地震の復旧・復興関連として注目されている。

 16年3月期は売上を従来予想から12.1%下方修正して342億円、営業利益も21.6%下回り27億5000万円、EPSは従来予想51.6円が48.0円となる。戦略商品の次世代足場「Iqシステム」は首都圏中心に好調だったが、仮設関連、太陽光関連が低調。

 株価は九州での地震復興関連で注目され業績下方修正に対し逆行高した。チャートでは15年1月の1197円から今年2月の306円まで右肩下がりで高値からの下げも74%に達していた。前週末には週足・26週線を15年2月以来ほぼ1年2カ月ぶりに上抜いた。

 高値からの調整日柄と下落率の両面からリバウンドの見込めるところで、恐らく次期業績は回復とみられ復興関連のテーマ性も加わって反発相場が見込めそうだ。先ずは、昨年高値と安値の中間値751円奪回は早いとみられる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る