【チャート診断】JSPは抜群の底入れ足、昨年夏からトリプル底形成、次期見通し次第で急伸も

チャート診断

 JSP<7942>(東1・100株)は、強力なトリプル・ボトム形成から出直りに転じている。まもなく発表予定の3月期決算は好調見通しでPER11倍の割安から上値余地は十分だ。

 トリプル底とは、2015年7月の1860円を最初として15年9月の1816円が二番底、そして16年4月の1845円が三番目のボトムである。これによって強力な底が入ったとみてよいだろう。

 樹脂発泡製品の大手で自動車の軽量化ニーズを背景に自動車向けが好調なほか産業包装材、食品容器などにも好調。16年3月期の第3四半期では営業利益が通期予想に対し92%の高い進捗率となっている。通期上振れの可能性は濃厚だが、仮に通期が予想通りとしても次期(17年3月期)へ持ち越しとして期待ができるだろう。中堅証券会社の一部で17年3月期を減益と予想しているところがあるだけに次期増益見通しということになれば株価急伸が予想されるだろう。

 16年3月期の配当は期末で15周年記念10円をつけ25円として年間ベースでは40円(前期年30円)とする。次期配当は記念は落とすとみられるが普通年30円は安泰で利回り的にも魅力的だ。一方、トリプル底に対し高値は15年9月の2644円を15年11月に2763円と上抜いていることで、今後の相場は決算発表数字次第では一気に高値挑戦となる可能性を秘めている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    ピックアップ記事

    1. ■通信障害で携帯電話が使えなくてもネットに接続できる  一般社団法人無線LANビジネス推進連…
    2. ■水素・アンモニア利活用拡大を見据えシステムの早期実用化を目指す  三菱重工業<7011>(…
    3. ■小型CO2回収装置「CO2MPACT」を活用し、ハイデルベルク・マテリアルズ社と協働  三…
    2023年9月
    « 8月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
    IRインタビュー 一覧

    テンポイノベーション・原康雄社長 JPホールディングス・古川浩一郎社長に聞く Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る