【チャート診断】CRIミドルウェアは下値固め十分のチャート、26週線抜いて本格出直り

チャート診断

 CRIミドルウェア<3698>(東マ・100株)のチャートは十分な下値固めから出直っている。2014年の上場時につけた高値6773.3円奪回へ向けて上値を伸ばしそうだ。

 上場後の安値1133円(15年12月)を挟んで15年8月から今年3月まで底値圏でモミ合い下値固めは十分できている。足元ではポイントとなる週足・26週線を上抜き、3000円前後へ大きく出直っている。

 『CRIWARE』は、同社が提供する製品、サービスの名称で映像や音声を高品質化しスピーディな開発を実現する。CRIWAREを利用して開発されたゲームやアプリ、業務用ゲーム機器、組込み機器は世界で3000件を超えているという。2016年9月期は17.1%増収、営業利益19.9%増益、EPS49.7円の見通し。第2四半期は5月12日に発表の予定。

 スマホゲーム市場にやや伸び鈍化がみられるものの幅広い年代の顧客に支えられ利用者層の拡大が続いている。さらに、中国・欧米を中心とした海外展開の準備、医療・ヘルスケア等の新分野への開発に取り組んでいく。

 4900円~5000円前後までは売り物の少ない真空地帯だ。マザーズ銘柄では、とくに上場後の調整が十分な銘柄に注目する動きが強まっておりこの流れに乗る銘柄として注目できる。足元の3000円前後は上場後高値に対し4.5合目水準で上値余地の大きい銘柄である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る