Jトラスト:インドネシア大手商業銀行株式を売却

■業務提携目標が終了、今後の戦略投資に備える

 東南アジアをベースに銀行業を中心にした金融業を展開するJトラスト<8508>(東2)の連結子会社Jトラストアジア(代表取締役社長藤澤信義)は、同社が所有するマタバダ銀行(インドネシア共和国)の全株式430,442,100株を売却した。
売却価格87,200,198.36シンガポールドル(邦貨価額約7,264百万円)。

 Jトラストはインドネシアで総合的なリテール金融サービスの提供を目的に、マヤバダ銀行とリテール・ファイナンス分野での業務提携を締結し(2013年12月24日)、Jトラストグループが保有するノウハウを移転することで、マヤバダ銀行の消費者ローン事業、クレジットカード事業・リース事業分野で事業シナジーを発揮し、スピーディーな事業拡大を共に目指し今日まで取組んできた。

 今回同社株を手放す理由は、1)昨2015年1月JトラストがKCカードブランドを売却したことで、同社グループのクレジットカード事業が大幅に縮小し、業務提携の当初目標が事実上終了していること、2)インドネシアの商業銀行Jトラストインドネシア銀行を2014年11月、連結子会社とした、3)マタバダ銀行株式売却によりキャピタルゲインが得られ、今後の戦略投資に備えることができるなどのメリットを踏まえ売却した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る