アーバネットコーポレーションの第3四半期は、増収ながら減益だが、通期業績は当初予想通りの最高益更新を見込む

■国内外投資家の旺盛な投資意欲に支えられ、販売は引き続き順調に推移

 投資用ワンルームマンションのアーバネットコーポレーション<3242>(JQS)の第3四半期は、増収ながら減益だが、通期業績は当初予想通りの最高益更新を見込む。

 当社グループの基軸事業である投資用ワンルームマンションの販売は、超低金利政策や相続税課税強化に対応した国内外投資家の旺盛な投資意欲に支えられ、販売は引き続き順調に推移している。

 第3四半期累計期間では、自社物件は前期からの継続物件2棟を含む投資用ワンルームマンション10棟の戸別決済と1棟販売により412戸を売上計上した。また、他社物件の買取販売物件を1棟での販売を含め32戸の売上を計上したほか、1物件の土地転売を行った。

 その結果、第3四半期連結売上高は、110億59百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益10億78百万円(同25.5%減)、経常利益8億50百万円(同32.6%減)、純利益5億53百万円(同31.1%減)であった。

 増収ながら減益となったのは、前年同期の販売戸数485戸に対して今期は412戸にとどまったことと、利益率の低い買取再販物件32戸と土地転売1物件を計上したことに加え、本社移転による地代家賃等が要因といえる。

 しかし、第4四半期において、売上高が前年通期に比較して50億円増加することと、国内外投資家への1棟販売が2物件あることから、通期業績は、当初予想通りに、売上高170億円(前期比42.7%増)、営業利益19億20百万円(同16.2%増)、経常利益16億20百万円(同16.1%増)、純利益10億20百万円(同16.8%増)と増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る