エフティグループは前16年3月期業績の発表とともに、自己株式の取得を発表

■取得期間は本日(5月13日)から9月30日の約4か月半

 エフティグループ<2763>(JQS)は12日引け後、前16年3月期業績の発表とともに、自己株式の取得を発表した。取得期間は本日(5月13日)から9月30日の約4か月半となる。

 前16年3月期連結業績は、売上高372億14百万円(前年同期比6.5%増)、営業利益48億73百万円(同8.6%増)、経常利益48億35百万円(同6.6%増)、純利益29億40百万円(同6.1%増)と増収増益であった。

 中小企業・個人事業主向けに、情報通信機器・環境関連商品の販売・施工・保守、及びWEB制作をはじめとするインターネットサービスの提供等を行う法人事業の業績は、売上高316億74百万円(同7.0%増)、セグメント利益56億40百万円(同21.7%増)と増収増益。

 コンシューマ事業では、個人向けに光回線及びインターネットサービスの提供、ドコモショップの運営を行っている。
 光回線及びインターネットサービスについては、ストック収益の積み上げを加速させるため、これまでの光回線の取次販売(フロー型)から、前期より、光回線を利用者と当社が直接契約し、当社グループの他商品と組み合わせた独自サービスを提供する等、顧客の利用に応じて毎月継続的に収益が得られるストック型サービスに切り替えている。これにより一時的に売上高及び利益は減少するが、中長期的には大きな収益が見込まれる。
この様な状況であることから、前期の業績は、売上高59億57百万円(同0.14%減)、セグメント利益△3億51百万円(前年同期3億52百万円)となった。

 全体では、法人事業の増収増益が、コンシューマ事業の赤字をカバーし、増収増益となった。

 前期業績の発表とともに、80万株(発行株式総数(自己株式を除く)に対する割合2.33%)を上限とし、本日(5月13日)から9月30日までの約4か月半を期間とする自己株式の取得も発表した。取得価額の総額は6億円を上限としている。

 なお、今期17年3月期連結業績予想は、売上高400億円(前期比7.5%増)、営業利益52億円(同6.7%増)、経常利益52億円(同7.5%増)、純利益31億円(同5.4%増)と増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る