【株式市場】円高などで様子見気分が強いがG7への期待あり日経平均は小高い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6677円65銭(30円99銭高)、TOPIXは1339.60ポイント(3.04ポイント高)、出来高概算(東証1部)は8億9501万株

チャート6 20日前場の東京株式市場は、米国で6月中の利上げ観測が強まったことや、東京都の舛添知事が政治資金の支出問題について午後2時から会見を予定するため様子見ムードがあり、日経平均は朝方の98円32銭安(1万6548円34銭)、11時過ぎの53円52銭高(1万6700円18銭)の間で小動きを続け、前引けは30円99銭高となった。主な株価指数は総じて小高い。

 主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で各国が財政出動による景気回復を目指す期待があり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの大手銀行株が高く、帝人<3401>(東1)は次世代太陽電池セルでの提携などが好感されて上げ、パスコ<9232>(東1)は自動運転・自動走行システムの実用化を目指す合弁会社などが材料視されて高い。カヤック<3904>(東マ)は株式分割などが好感されて上げ、アバールデータ<6918>(JQS)は好業績への評価が強まるようで急伸。

 東証1部の出来高概算は8億9501万株、売買代金は8637億円。1部上場1952銘柄のうち、値上がり銘柄数は1222銘柄、値下がり銘柄数は560銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、繊維製品、、電力・ガス、その他製品、水産・農林、小売り、不動産、ガラス・土石、などとなっている。

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