伊藤ハム米久HDが円高効果などに期待強まり経営統合後の高値

銘柄

■信用売り残をみると依然買い残を上回り騰勢に拍車の期待も

 伊藤ハム米久ホールディングス<2296>(東1・売買単位100株)は23日、大幅続伸の始まりとなり、取引開始後に1006円(68円高)まで上げて2016年4月の経営統合後の最高値に進んだ。円相場がG7財務省・中央銀行総裁会合などを受けて円高再燃となり、原材料価格のコスト低下期待などが広がったようだ。

 先の決算発表では、北米・欧州の特定のパッカーとの結びつきを強め、スペイン、フランス、カナダのオリジナルブランド品を拡販した。今期・2017年3月期の会社予想1株利益は40.36円。株価1000円でのPERは24倍台。また、高値更新相場とあって、遠からず信用売りの買い戻しが増加するとの見方があり、信用売り残をみると依然、買い残を上回るため、騰勢に拍車がかかるとみて注目する様子がある。

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