【業績でみる株価】電算システムは高値からの日柄整理は未了だが値幅調整は完了、業績好調で中期仕込み場、今期増配

業績でみる株価

 電算システム<3630>(東1・100株)の2016年12月期・第1四半期は地方公共団体向け大型機器販売及びSI・ソフト開発案件などの反動減で前年同期比44.3%の営業減益だった。例年、第1四半期・第2四半期に対し第3・第4四半期の売上の大きいことから今12月期通期では2ケタ増益で1円増配の年24円配当の見通し。株価は15年9月の高値2670円から調整だが、去る2月12日の1253円を安値に足元では1500円を挟んで下値を固めている。チャートでは週足・26週線突破が接近の足取りで注目できる局面にある。

 セグメントは、「情報サービス事業」(構成比率約52%)と、「収納代行サービス事業」(同約48%)の2つ。情報サービス事業では各種ギフト処理サービス、地方公共団体向け処理、請求書作成などやクラウド関連サービス、オートオークション業務システムなどが堅調。

 収納代行サービス業務では、地方自治体を含む新規取引先の獲得、通販業者やネッショップ、ドラッグストア等のチェーン店舗向けの収納窓口導入の増加など堅調だ。

 17年12月期は期初予想を据え置いて売上13.2%増の300億円、営業利益4.0%増の12億円、EPS76.3円(前期70.4円)の見通し。配当は1円増配の年23円(中間11円、期末12円)の予定。配当性向は30.1%(前期31.2%)、営業利益率4.0%(前期4.4%)。

 株価は15年に1400円前後から2670円まで約1200円高の急伸。昨年暮れには、日本郵政関連で注目され2000円台まで戻したが伸び切れず調整の相場展開となっている。15年高値からの調整は、日柄整理はやや不足とみられるが、値幅整理は去る2月の安値1253円(高値から53%下げ)で下値に届いている。高値から1年経過の秋口までは日柄調整が継続、下値モミ合いの可能性は残るが底値圏の今の水準は中期投資では好仕込み場といえるだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る