【株式市場】日経平均は大幅反発だが終日高値圏でモミ合いマザーズ指数は安い

株式

◆日経平均の終値は1万6757円35銭(258円59銭高)、TOPIXは1342.88ポイント(16.38ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億1834万株

チャート4 25日後場の東京株式市場は、日銀総裁が午前11時半から午後に衆院財務金融委で答弁すると伝えられ、マイナス金利拡大なら銀行株が再び下げる可能性があるとの見方などが言われて様子見ムードが漂い、日経平均は250円高(1万6750円)前後から290円高(1万6790円)前後の狭い範囲で終盤までモミ合いを続け、3日ぶりの反発となった。

 主な株価指数は総じて高いが、東証マザーズ指数は14時頃から軟調に転じて2日続落。ここ1ヵ月で5倍に急騰した後の下げが厳しいブランジスタ<6176>(東マ)や、時価総額の大きいそーせいグループ<4565>(東マ)などが終盤に下げ幅を広げた。

 後場は、全般に高値モミ合いとなった中で、自社株買いを実施中の富士重工業<7270>(東1)が一段ジリ高となり、ファナック<6954>(東1)はUBS証券が注目を開始し目標株価を1万8500円に設定と伝えられて一段ジリ高。ブロックチェーン技術関連株のアイリッジ<3917>(東マ)セレス<3696>(東マ)はフィンテック(金融IT)を盛り込んだ改正銀行法の成立などが言われて活況高。

 東証1部の出来高概算は16億1834万株(前引けは8億1666万株)、売買代金は1兆7826億円(同8559億円)。1部上場1953銘柄のうち、値上がり銘柄数は1333(同1471)銘柄、値下がり銘柄数は474(同338)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、鉄鋼、情報・通信、パルプ・紙、輸送用機器、証券・商品先物、電気機器、非鉄金属、海運、ガラス・土石、機械、空運、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る