【引け後のリリース】東レが世界初の水溶性インキによるオフセット印刷を実現

引け後のリリース

■5月下旬の国際展で発表し2017年からインキ原料の販売を開始する予定

 東レ<3402>(東1・売買単位100株)は25日、新規開発した親水性ポリマーなどにより、揮発性有機溶剤を用いない究極のエコ印刷方式である水溶性インキを用いた水なしUV印刷システムを発表した。5月31日~6月10日にドイツのデュッセルドルフで開催される世界最大の印刷展示会「DRUPA」で発表する予定。2017年から、各インキメーカー向けにこの親水性ポリマーを用いたインキ原料の販売を開始する。環境対策上も大いに注目を集める可能性がある。25日の株価終値は925.4円(10.7円高)だった

 発表によると、オフセット印刷には油性インキが使用されているため、版や設備を洗浄する際には揮発性有機溶剤を用いる必要があった。そこで、東レのコア技術である機能性高分子設計技術を用いた親水性ポリマーを開発し、世界初の「水溶性インキを用いる水なしUVオフセット印刷システム」の実現に成功した。

 インキは揮発性有機溶剤を含まず、また、水溶性のため、水系洗浄剤で洗浄可能であることから、印刷工程で発生する揮発性有機溶剤の排出・使用を削減することが可能になる。さらに、この親水性ポリマーを用いることにより、従来よりも温度等の印刷条件のマージンが拡大するインキを実現できるなど、さまざまなメリットがあることがわかった。

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