【株式市場】日経平均は朝方200円高だが次第に重くなり材料株を物色

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6805円63銭(48円28銭高)、TOPIXは1346.67ポイント(3.79ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億2151万株

チャート6 26日前場の東京株式市場は、米国での原油高・株高や伊勢志摩サミットの開幕(27日まで)などが材料視され、朝方は円安基調も手伝って日経平均が200円21銭高(1万6957円56銭)まで上げる場面があった。しかし、円相場は次第に強含み、朝高の新日鐵住金<5401>(東1)などが軟調に転じたため、日経平均もダレ模様になり、前引けは48円28銭高(1万6805円63銭)だった。主な株価指数は東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均が軟調。

 JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東1)がリニア中央新幹線の大阪延伸前倒し報道などを好感する形で続伸し、在阪のゼネコン錢高組<1811>(東1)が出来高をともなって続伸。原油高を受けて資源株が高く、GMOクラウド<3788>(東1)はマイナンバーカードによる本人確認サービスの事業者認定などが好感されて活況高。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)<6090>(東マ)エムスリー<2413>(東1)との提携が連日好感されて上げ、インテリジェント ウェイブ<4847>(JQS)は政府のサイバー攻撃対策強化などが好感されて戻り高値。

 東証1部の出来高概算は9億2151万株、売買代金は9333億円。1部上場1953銘柄のうち、値上がり銘柄数は1083銘柄、値下がり銘柄数は693銘柄となった。

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