【株式市場】「G7声明」受け銀行・保険株など上げるが日経平均は上値重く小幅続伸

株式

◆日経平均の終値は1万6834円84銭(62円38銭高)、TOPIXは1349.93ポイント(7.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)は18億568万株

チャート6 27日後場の東京株式市場は、昼過ぎに伊勢志摩サミットの「G7伊勢志摩首脳宣言」が発表され、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの銀行株や保険株が一段強含んだが、ほかは輸出関連株、内需関連株とも特段、反応なし。原油高を好感の国際石油開発帝石<1605>(東1)などは高止まり。日経平均は80円高の1万6850円をはさんで小動きに終始した。東証1部の売買代金は今年最低と伝えられた。東証2部指数が軟調で日経JASDAQ平均は前日比変わらずとなった。

 後場は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東1)が人気ゲーム「パズドラ」の中国版開始などを材料に一段ジリ高となり、雪印メグミルク<2270>(東1)は好業績などで経営統合後の高値を更新。ランドコンピュータ<3924>(東2)は金融業界向けが大きく改正銀行法の成立は追い風との見方があり高値更新。ソネット・メディア・ネットワークス<6185>(東マ)はAI(人工知能)を活用したマーケティングシステムなどが材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は18億568万株(前引けは8億6798万株)、売買代金は1兆6581億円(同7816億円)。1部上場1953銘柄のうち、値上がり銘柄数は988(同987)銘柄、値下がり銘柄数は773(同795)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、保険、非鉄金属、鉄鋼、銀行、電気機器、証券・商品先物、海運、電力・ガス、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る