【株式市場】円安に加え財政出動の期待もあり日経平均は4日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万7068円02銭(233円18銭高)、TOPIXは1366.01ポイント(16.08ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく15億9773万株

チャート4 30日後場の東京株式市場は、正午頃から米国の利上げ観測などによるドル買い・円安が一段と進んだため、日産自動車<7201>(東1)キヤノン<7751>(東1)などが一段ジリ高となり、日経平均も水準を一段上げて4月28日以来約1カ月ぶりに1万7000円台を回復。大引けにかけては233円18銭高(1万7068円02銭)まで上げて4日続伸となった。東証2部指数は3日ぶりに反発し、マザーズ指数は続伸。日経JASDAQ平均は前週末の前日比変わらずから出直った。

 東芝<6502>(東1)を含めた重電3銘柄が一段ジリ高となり、財政出動の期待などから住友大阪セメント<5232>(東1)なども一段ジリ高。菱地所<8802>(東1)なども高い。まんだらけ<2652>(東2)は株主優待の拡充などで一時ストップ高。セレス<3696>(東マ)は引き続き資金決済法や銀行法の改正によるフィンテック(金融IT)関連事業への期待などが言われて大幅続伸となり、アスカネット<2438>(JQS)は「デジタルサイネージジャパン2016」(6月8~10日)への出展などに期待が強まり出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は少なく15億9773万株(前引けは7億8061万株)、売買代金は1兆5605億円(同7173億円)。1部上場1955銘柄のうち、値上がり銘柄数は1534(同1322)銘柄、値下がり銘柄数は307(同485)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、輸送用機器、ガラス・土石、海運、電気機器、精密機器、食料品、サービス、鉱業、不動産、医薬品、化学、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る