ソフトバンクは5日ぶり反落だがアリババ株の追加売却を好感の雰囲気

ソフトバンク

■「有利子負債3.8倍から3.3倍程度に改善」を上乗せ

 ソフトバンク<9984>(東1・売買単位100株)は2日、11時にかけて2%安の6125円(126円安)前後で推移し、昨日までの4日続伸から小反落となっている。2日の取引開始前、中国・アリババ集団の株式の追加売却などを発表し、調達する資金額を1日発表の「79億米ドル(約8700億円)以上」から「総額89億米ドル(約9800億円)」へと上乗せした。一部には大型買収などへの期待が出ている。

 1日の発表では、「連結純有利子負債/調整後EBITDA率(スプリント社を除く)」が3.8倍から3.3倍程度に改善することに言及したほか、調達資金は「有利子負債の返済に充当するほか、一般事業目的にも活用」などと重ねて触れているため、借入金の返済が主目的との受け止め方が多いようだ。ただ、同社株については、投資対象として借入金の増加が注視されたことがあるため、好材料のひとつとして受け止める雰囲気がある。

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