ジグソーが2日間連続のストップ安、IoT関連人気剥げ高値から7割下げ、今期業績未公表

株式市場 銘柄

■前期EPSでのPERは538倍

 JIG-SAW<3914>(東マ・100株)の株価が3日(金)、売り注文殺到で午後に入っても売買成立せず。先日の6月2日に続き、ストップ安濃厚となっている。

 IoT(モノのインターネット)という時代のキーワードとともに注目されていた銘柄。4月20日には上場高値を更新する23920円を一時つけるなど、1月18日の安値3765円からみると6倍以上の値上がりをみせていた。

 ウェルインベストメントリサーチが報じた「Jig-Saw(3914)とても不可解な株式」という記事の影響が強いと思われる。この記事は、5月31日に掲載。内容は、株価は熱狂しており、売上高未達にもかかわらず1年前のIPOから800%以上も上昇していることなど、過熱な株価のことを警告している。

 株価は6月2日が終値8180円。2016年12月期予測は開示されておらず、前期の1株益15.2円で算出したPERでみると約538倍。5月13日に発表した第1四半期決算では営業利益5800万円、調整前の1株益6.11円となっている。決算発表直後の5月14日にも株価はストップ安となっていた。3日は1500円ストップ安売り気配の6680円。

 

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る