【株式市場】材料株の個別物色が活発で日経平均は小高く3日ぶりに反発

株式

◆日経平均の終値は1万6642円23銭(79円68銭高)、TOPIXは1337.23ポイント(5.42ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億7049万株

チャート13 3日後場の東京株式市場は、夜に米国の5月の米雇用統計が判明するため様子見気分が漂い、富士重工業<7270>(東1)が軟調で自動車株が高安マチマチなど、円高の影響を受けやすい銘柄は敬遠される雰囲気があった。材料株を一本釣り的に物色する展開になり、日経平均は40円高の1万6600円をはさんで小動きに終始し、昨日までの2日続落からは小反発。日経JASDAQ平均も強モミ合いだったが、東証マザーズ指数はジリ高基調が続いた。

 後場は、水産株が高かったほか、ペプチドリーム<4587>(東1)が東証1部の売買代金1位となってトヨタ自動車<7203>(東1)を上回り、業績予想の増額などを好感して大幅続伸。値上がり率1位は日本エンタープライズ<4829>(東1)となり、グループ会社が東京魚市場卸協同組合と提携して同組合初の電子商取引サービスを担うとの発表などが材料視されて一時ストップ高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は米社とのHIV感染症治療薬に関する契約などが好感されて大幅に3日続伸。日本ラッド<4736>(JQS)はAI(人工知能)を活用した映像解析サービスなどが期待されて一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億7049万株(前引けは8億1440万株)、売買代金は1兆7695億円(同8543億円)。1部上場1956銘柄のうち、値上がり銘柄数は1196(同1011)銘柄、値下がり銘柄数は600(同754)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、小売り、食料品、石油・石炭、陸運、サービス、繊維製品、その他製品、医薬品、などだった。

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