【銘柄フラッシュ】フライトHDなど急伸しファーストリテは日経平均の反発を支える

銘柄

 3日は個別物色の色彩を強め、上場投信を除く東証1部の売買代金トップがペプチドリーム<4587>(東1)となり、業績予想の増額修正などが好感されて2位のトヨタ自動車<7203>(東1)を上回った。値上がり率も14.2%高。一方、値上がり率トップは日本エンタープライズ<4829>(東1)の20.5%高となり、グループ会社が東京魚市場卸協同組合と提携して同組合初の電子商取引サービスを担うとの発表などが材料視されて一時ストップ高。

 また、値上がり幅のトップはファーストリテイリング<9983>(東1)の1940円高となり、5月の月次動向などが好感された。この銘柄だけで日経平均を約76円押し上げた計算とされ、日経平均の大引け79円68銭高(1万6642円23銭)はほとんどファーストリテが支えた形になった。

 ブレインパッド<3655>(東1)はコーセー(4922)の通販事業に販促自動化機能を導入との発表などが引き続き好感されて10.3%高の高値更新。ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)は大和証券が目標株価を引き上げたと伝わり8.9%高となり高値を更新。フライトホールディングス(フライトHD)<3753>(東2)は日本で初とするスマホやタブレット上での電子マネー決済対応版の開発などが好感されてストップ高の22.2%高。アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)は第1四半期に赤字が大きく改善し株価2ケタで材料株相場に好適とされ、またもや上値を試す動きとなって6.8%高。

 オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は米社とのHIV感染症治療薬に関する契約などが好感されて20.8%高となり大幅に3日続伸。GMO TECH<6026>(東マ)はスマホ広告の新サービスに期待とされ、LINE関連株として見る場合は本命株が絞られて北とされてストップ高の20.7%高。日本ラッド<4736>(JQS)はAI(人工知能)を活用した映像解析サービスなどが期待されて一時ストップ高となり大引けは17.5%高。スマートバリュー<9417>(JQS)はネット上でのいじめ防止授業の支援などを手がけ、教科書のデジタル化に向けた文部科学省の専門家会議の報道などが好感されて10.9%高と高値を更新した。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る