アイリッジの今期第3四半期は売上高、ユーザー数とも増加基調で推移

■popinfo利用ユーザー数は4022万に拡大

 アイリッジ<3917>(東マ)は7日、16年7月期第3四半期非連結累計(15年8月~16年4月)業績を発表した。

 売上高が前年同期比63.6%増の8億69百万円、営業利益が同10.8%減の79百万円、経常利益が同11.2%減の79百万円、四半期純利益が同11.4%減の51百万円だった。

 売上高は、四半期ベースで過去最高(前年同四半期比47.1%増)となり、順調に推移している。popinfo利用ユーザー数は16年5月末で4022万ユーザー(15年7月末比1619万増加)と増加し、既存取引先の継続支援、新規受注の両面から、顧客層は拡大基調にある。損益面では事業拡大に向けて、人材の採用を積極的に進め、コアとなる自社サービス開発強化のために人件費を投入。採用費、人件費、自社サービス開発コスト等の先行コストが発生し各利益ともに前年同期に及ばなかった。

 サービス別売上高は、月額報酬がユーザー数増加で前年同期比53.2%増の2億6百万円、アプリ開発・コンサル等が既存取引先との取引拡大や新規取引先の開拓で同68.2%増の6億63百万円だった。

 今期(16年7月)業績見通は、事業拡大に向け、引き続き積極的に採用活動を行う方針であり、期末人員は60人程度を見込んでいる。売上高は11億14百万円(前期比49.6%増)、営業利益は1億20百万円(同11.5%増)、経常利益は1億20百万円(同11.1%増)、純利益は80百万円(同10.6%増)と前回発表を据置き、大幅増収で増益を予想している。

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