アダストリアは株価4000円台定着へ再挑戦、既存店好調、月次売上1年間で10勝2敗の好成績

株式市場 銘柄

 グローバルワーク、ニコアンドなど多数のブランドを持つカジュアル衣料店のアダストリア<2685>(東1・100株)は、6月3日に280円高の3905円と、窓を開けて急動意、その後も頑強な値動きだ。6月2日に発表した5月の月次発表が刺激になったと思われる。今年2月の株式2分割後の4000円超えは4月6日以来2度目。2カ月ぶりの再挑戦となる。

 百貨店、大手総合スーパーとも衣料品苦戦の報道がされているが、こちらは既存店が好調だ。前述した、5月の月次報告では既存店前年比は102.9%。昨年の2015年5月が111%と2ケタ増だったにも関わらずこの結果だ。気温や天候に恵まれたことを理由としているが、昨年6月から一年間の月次は10勝2敗。現在6連勝中と天候に左右されない実績を残している。

 3~5月の第1四半期発表は昨年と同時期ならば6月末。4000円台定着の良い材料となることを期待したい。

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