エスプールは業績拡大や割安感など注目され年初来の高値

銘柄

■障がい者雇用支援も好調、PER割安で最近は「もちあい放れ」の妙味加わる

 人材派遣や業務受託などのエスプール<2471>(JQS・売買単位100株)は10日、11時にかけて8%高の920円(66円高)まで上げて年初来の高値を更新し、出来高もすでに4月以降の一日平均を上回った。第1四半期2015年12月~16年2月)の連結営業利益が人材アウトソーシングサービス、障がい者雇用支援サービスの牽引などにより赤字計画から一転して黒字化するなど、業績が好調。また、障がい者支援事業を行う点では、類似銘柄になるLITALICO(6187)に比べてPERが割安である点などが注目されている。

 このところはチャート妙味も強まっているようだ。4~5月は650円前後から750円前後でモミ合いながら次第に振幅が縮まり、いわゆる「三角もちあい」「ペナントフラッグ」を形成した。5月下旬、モミ合いが煮詰まったあたりから上昇基調を見せてきたため、「もちあい放れ」の動きとして注目されている。

 同社は、障がい者雇用支援サービスとして、働きやすいように設計された企業向け貸し農園の運営と、就職を希望する障がい者に職業訓練を行う就労移行支援センターの運営を行っている。

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