【株式市場】日経平均は約2ヵ月ぶりに1万6000円を割りマザーズ指数は何と10%安

株式

◆日経平均の終値は1万5859円00銭(160円18銭安)、TOPIXは1271.93ポイント(12.61ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億7603万株

チャート10 14日後場の東京株式市場は、円相場が1ドル105円台の円高で定着しそうな展開になり、日経平均は取引開始後に前場の安値を下回って257円09銭安(1万5762円09銭)まで下押す場面があった。ただ、13時過ぎからはトヨタ自動車<7203>(東1)が持ち直し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株も下げ止まったため、日経平均は底ばいを続けて4日続落だがやや持ち直した。終値での1万6000円割れは4月12日以来約2ヵ月ぶり。主な株価指数はすべて安く、とりわけマザーズ指数は何と10.3%安となった。

 後場は、オプティム<3694>(東1)が世界初の遠隔作業支援スマートグラスなどへの期待再燃とされて昨日からの反発幅を広げ、亀田製菓<2220>(東1)は好業績株を見直す動きとされて一段ジリ高。東証マザーズ銘柄は225銘柄のうち値上がりした銘柄が13銘柄にとどまり、インスペック<6656>(東マ)は中期計画の業績見通しなど好感してストップ高。日本テレホン<9425>(JQS)は好決算などが好感されてストップ高。一方、ここ乱高下のアキュセラ・インク<4589>(東マ)は相手先との契約終了発表などでストップ安。

 東証1部の出来高概算は19億7603万株(前引けは9億6277万株)、売買代金は1兆9892億円(同9442億円)。1部上場1958銘柄のうち、値上がり銘柄数は227(同147)銘柄、値下がり銘柄数は1670(同1734)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、前引けに続いて電力・ガス1業種のみとなり、値下がり率の小さい業種は、鉄鋼、その他金融、情報・通信、建設、陸運、機械、卸売、などとなった。

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