【注目銘柄】ヤマダ電機は今期2ケタ増益で株価出直り鮮明

ヤマダ電機 9831

 ヤマダ電機<9831>(東1・100株)は、ミニゴールデンクロスを示現。今期2ケタ見通しで、割安感があることから注目したい。国内有名メーカーおよび海外有名メーカーの家庭電化製品ならびにオーディオ機器・健康器具・介護関連機器・情報機器・携帯電話の販売と修理、ビデオレンタル、ビデオセル、書籍の販売、リフォーム・住宅事業を展開している。

 家電専門店としての事業領域の幅と深さを追求し、日本最大級の店舗ネットワーク、サービスネットワークの強みを活かした独自のIoTで「モノからコト」へ顧客満足向上のための新たなビジネスの開発、各種構造改革の継続推進、既存ビジネスの強化により「量から質への転換」を図り、中長期視点での構造改革や取り組みを継続して実践し、売上総利益率の改善、販売管理費の削減等、収益性及び企業価値の向上に注力している。

 今2017年3月期第2四半期業績予想は、売上高が7890億円(前年同期比2.0%減)、営業利益が232億円(同11.6%増)、経常利益が276億円(同10.7%増)、純利益が127億円(同0.3%増)を予想。

 通期業績予想は、売上高が1兆6330億円(前期比1.3%増)、営業利益が714億円(同22.8%増)、経常利益が800億円(同27.5%増)、純利益が425億円(同39.8%増)と2ケタ増益の続伸を見込んでいる。配当予想は期末一括16円の増配を予定している。

 株価は、3月8日につけた年初来高値609円から5月26日に年初来安値484円と調整。その後、モミ合いから出直りミニゴールデンクロスを示現し注目できる動き。同社は、2020年3月期売上高1兆8550億円目標の中期経営計画における、グループ内の連携による「スマートハウス」「リフォーム」ソリューションの推進に対する期待感がある。今期予想PER10倍台・PBR0.79倍と割安感があるほか、配当利回りも3.0%とソコソコある。リバウンド相場入りとなるか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ポケモンセンターヨコハマに続く2店舗目、地域活性化にも期待  丸井グループ<8252>(東証プラ…
  2. ■ベンチマークで高評価、企業向けLLMの新たな選択肢  リコー<7752>(東証プライム)は4月3…
  3. ■第1弾の渡航レポート公開、夢への挑戦を可視化  日本航空(JAL)<9201>(東証プライム)は…
2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■株価防衛の鍵を握る自社株買い  自己株式取得は企業の株価を下支えする手段として注目されているが、…
  2. ■トランプ関税が引き金?異例の自己株買いラッシュの内幕  さしものの自己株式取得ラッシュも、決算発…
  3. ■木徳神糧と三菱食品、逆行高の先駆けとなる動き  食料品の消費税減税関連株に新たな動きが見られる。…
  4. ■トランプ大統領「米国株は絶好の買い時」英国との関税合意後に発言  米国のトランプ大統領が、またま…
  5. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  6. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る