【チャートでみる株価】クレスコのチャートは新局面入り、とくに月足チャート抜群、連続2ケタ増益で業績好調

 クレスコ<4674>(東1・100株)のチャートは新しい相場に転換している。2013年2月から今年5月まで3年2カ月におよぶ1800円を挟んだモミ合いを上放れ6月8日には2270円まで上伸した。足元では、日足チャートでは25日線を若干、下回るところまで調整したが、25日線自体が上向きとなっていることから好押し目買い場面提供となっている。

 一方、週足チャートでは、26週線に対し余裕十分な位置で下げ止っている。下降だった26週線が上向きに転じてきたことから再上昇場面が近いとみてよいだろう。

 同社及び連結子会社10社と持分適用会社4社によりグーループを形成。ソフト開発及び組込型ソフトウエア開発などの情報サービス事が柱。業績は2016年3月期の14.8%増収、営業利益23.4%増益に続いて、17年3月期も8.1%増収、営業利益10.7%増益見通しと連続2ケタ増益の好調。

 事業領域の拡大・業務プロセス改革・ビジネスモデルの変革など、「戦略的なIT投資」に支えられて受注が拡大している。予想EPS177.0円、配当は年52円(15年3月期年38円、16年3月期年50円)の見通し。

 今後もクラウド、セキュリティ関連の需要拡大が予想され事業環境はよい。22日の株価2080円は配当利回り2.7%、PER11.7倍はかなりの割安水準といえる。

 日足、週足チャート良好に加え月足チャートでも昨年7月の高値(2198円)に対する調整が24カ月線で下げ止り反転に転じ理想的な足となっている。月足でみれば中期2500円が予想されるチャートといえる。

 

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