【注目銘柄】ワールドホールディングスは来週29日に1部市場に昇格、今12月期2ケタ増益、年68.5円配当へ増配

注目銘柄

 ワールドホールディングス<2429>(東2)は、ミニゴールデンクロスを示現。東証1部市場に市場変更、利回り妙味が増すことから注目したい。同社グループは、6月29日に東京証券取引所市場第二部から同市場第一部銘柄に指定されると22日に発表。「人材・教育ビジネス」「不動産ビジネス」「情報通信ビジネス」の3つのコアビジネスで事業を展開している。

 人材・教育ビジネスでは、R&D事業、テクノ事業、ファクトリー事業、セールス&マーケティング事業、その他事業を運営。不動産ビジネスでは、マンション分譲事業、リノベーション事業、戸建住宅分譲事業、宅地分譲事業、販売受託事業、建物管理事業、プロパティ事業、流通・仲介事業を運営。情報通信ビジネスでは、携帯ショップ事業、法人事業、テレマーケティング事業、ケータイの窓口(オリジナルショップ)を運営している。

 今2016年12月期第2四半期業績予想は、売上高が431億7000万円(前年同期比18.3%減)、営業利益が17億6700万円(同60.6%減)、経常利益が16億8600万円(同62.2%減)、純利益が10億3400万円(同66.7%減)を予想。

 通期業績予想は、売上高が1001億1100万円(前期比13.8%増)、営業利益が62億7500万円(同22.2%増)、経常利益が61億5300万円(同19.9%増)、純利益が38億1400万円(同0.1%増)を見込んでいる。配当予想は期末一括68.5円(同22.8円増)の連続増配を予定している。

 株価は、2月3日につけた年初来高値1590円から2月12日安値1080円まで調整した後、モミ合っていたが、東証一部市場への変更の発表を機にミニゴールデンクロスを示現し、上放れ方向となっている。2012年に策定した5か年の中期経営計画では、最終年度となる今16年12月期売上高1000億円、営業利益50億円目標を掲げていたが、営業利益は上回る見通しで、17年からスタートする次期5か年中計に対する期待感が高まる。今期予想PER9倍台と割安感があるほか、配当利回りも4.4%と利回り妙味もソコソコある。東証株価指数算入に伴う、指数連動型投資信託への組み入れ期待が下支え、一段と騰勢を強めるか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る